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[Photoshop]自動処理でらくらく作業(上級編)

いい季節になりましたね。11月が一番好きなスタッフ「ほ」です。
秋から冬への移ろいが美しい月ですよね。

さて、前回Photoshopの自動処理のネタを書きました。
皆様、お試しいただけましたでしょうか。

今回は、それの上級編です。

Photoshop CCからアクションには「条件分岐」が搭載されました。
プログラムを書く方にはおなじみif~else文ですね。

「えー、プログラム?」と思った方、大丈夫です!Photoshopの条件分岐はカンタン!

1.条件分岐の基本

ここに向きが縦横混在の写真があります。

用意された画像

これらのサイズを自動調整したい場合に、サイズ変更のアクションを作ると便利なわけですが、幅を200pxにするアクションを作ってしまうと縦向きの画像と横向きの画像で大きさに差が出てしまいます。

幅でそろえると画像サイズがバラバラに

この場合、縦向きの写真は「高さ」、横向きの写真は「幅」、つまり長辺を200pxにしてあげることでサイズのバランスがとれるようになります。

長辺の長さをそろえる

そこで条件分岐の登場です。

最初にアクションパネルにて幅を200pxにするアクションと高さを200pxにするアクションを作っておきます。
※アクションの基本的な使い方は前回の記事をご参照ください

アクションを追加

さらに今回の条件分岐のためのアクションを新規作成します。
今回は条件分岐前におこなう処理はありませんので、このアクション内には何も記録しなくてOKです。

空っぽのアクションを追加

作成したアクションを選択し、アクションパネル右上にあるメニューアイコンをクリックして「条件の挿入」を実行します。

条件の挿入

「条件付きアクション」ダイアログが開きます。

条件の挿入ダイアログ

「現在」の欄から条件を選択するのですが、使えそうな条件があまりないのが個人的な印象です(ぼそっ)。
(例えば「ドキュメントモードがRGBです」の条件の場合、RGBならCMYKに変換する、などの処理が考えられるような気もしますが、RGBでもCMYKでもCMYKに変換するアクションを組み込んでしまえばいいのでは?と思ってしまったり……きっと私が想像できない使い方があるのかもしれません…)

条件一覧

ここでは「ドキュメントが横方向です」を選択します。

「該当する場合のアクションの実行」欄には「幅200px」のアクション
「該当しない場合のアクションの実行」欄には「高さ200px」のアクション

をセットして「OK」をクリックします。

真偽の処理内容をそれぞれ指定

アクション内に条件分岐の処理が記録されました。

条件分岐が記録された

画像を開いてアクションを実行してみましょう。

縦向き、横向きの画像それぞれの長辺が200pxにリサイズされれば成功です。

2.でも実は……

縦横リサイズの条件分岐を紹介しましたが、すみません、本当はもうちょっと簡単な方法があったりします……

Photoshopには「画像のフィット」という自動処理があらかじめ用意されておりまして、これを利用すればいとも簡単に長辺合わせができるのです。

これをアクションに組み込んでしまえば、バッチでの一括処理も可能になります。

ちょっとやってみましょう。

画像を1枚開いたら、アクションパネルで新規アクションを作成し、記録を開始します。

画像のフィット記録開始

「ファイル」メニューから「自動処理」→「画像のフィット」を実行します。

ダイアログが表示されたら「幅」と「高さ」欄に「200」と入力します。

「拡大しない」にチェックを入れていくと、画像の長辺が200pxよりも小さい場合に拡大が行われなくなります。

画像のフィットダイアログ

これを指定することにより、縦横200pxの枠内に画像がぴったり収まるようにリサイズをしてくれるようになるんです。
つまり、長辺が同じ長さになるんですね

長辺をフィット

「OK」をクリックし、画像がリサイズされたことを確認したら記録を停止します。

画像のフィットが登録された

別の画像を開いてアクションを実行してみてください。

うまくできてれば、バッチ処理で複数画像に一括処理できますね!
(バッチ処理の方法は前回の記事をご参照ください)

3.条件分岐は真(または偽)のみでも動く

プログラムの世界では条件分岐の条件に該当する場合を「真」、該当しない場合を「偽」と呼びます。
(覚えなくても大丈夫です)

先ほどご紹介した方法ですと、条件に該当する場合はこれ、該当しない場合はこれ、とそれぞれの処理を設定しました。

でも、中には「条件に該当する場合はこれをやってほしいけど、該当しない場合は何もしないでいいよ(またはその逆)」って場合もあると思うのです。

ちょっとわかりづらいので例を。

この時期、紅葉がきれいですよね。

私も家族でどんぐり拾いに公園行ったりします。

落ち葉がきれいなのでスマホで写真をとったりするわけですが、この「カメラを真下に向けて撮影」が私ちょっと苦手です。

スマホに搭載されているジャイロセンサーが私の姿勢の悪さを的確に感知してくれて全部横向きで撮ったはずなのに、PCに取り込んでみたらいくつか縦向きになっていた…なんてこともしばしば。

縦横混在の写真たち

そこで、これらの写真を「写真が横向きなら何もせず、縦向きなら90度回転させる」という処理を条件分岐で行いたい!と思うわけです。

まずはアクションに写真を90度回転させるアクションを登録しておきましょう。

画像回転のアクションを追加

新規アクションを作成し、以下のように指定をします。

条件を追加

今回は写真が縦向きなら回転させるわけですから言い換えれば「写真が横方向でなければ回転させる」となりますね。

ですので、「条件に該当しない場合」でアクションを実行させます。「条件に該当する場合」は「なし」にしておきましょう。これで横向きの画像には何も処理が行われなくなります。

条件分岐が登録されたので、そのままアクションパネルの「記録開始」をクリックしてファイルをJPEGで保存する処理とファイルを閉じる処理を追加してみました。

アクションを追加

このアクションを元にバッチ処理を行ってみたところ、ばっちり画像が横方向で統一されました。

処理前と処理後

4.条件分岐を使った小技

最後におまけです。

この条件分岐を使うと、「複数のアクションを組み合わせて実行」が可能になります。

どういうことかといいますと……

あらかじめ、アクションに自分がおこないそうな作業をいろいろ登録しておきます。

細かい作業をいろいろ登録しておく

で、「今回は開いた画像を解像度350dpi、カラーCMYKにしてから長辺を100mmにリサイズして、1回シャープをかけた上でEPSで保存したい」なんて処理が出てきたときに

・解像度350dpi
・カラーCMYK化
・長辺100mm合わせ
・シャープ
・EPS保存

の5つのアクションを組み合わせて一連の処理をしちゃいましょう、というものです。

やってみましょう。

内容が空っぽの新規アクションを作成します。

条件を追加し、以下の通り指定します。

解像度を350に

さらに以下の通り条件を追加していきましょう。

CMYK変換

長辺100mm合わせ

シャープ

EPS保存

閉じる

アクションパネルはこんな感じになります。

登録後のパネルの状態

バッチにて処理してみました。

処理後

いかがでしょう?

これなら細かい作業をあらかじめ部品として作っておいて、新たな作業が発生したときに組み合わせだけで新しいアクションが作成できますね。

お時間に余裕があるときにぜひお試しくださいませ

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[Photoshop]自動処理でらくらく作業(基本編)

こんにちは、スタッフ「ほ」です。

本日、私は健康診断をうけてきました。大事なことなので1年に1回しっかりと受けさせてもらえるのですが、バリウムが苦手なので、毎年検査後はぐったりしております。

できればこのまま夕方までぐったりしたいところですが、そうも言ってられないので今日のネタいきましょう。

今回は、Photoshopの自動処理を取り上げてみたいと思います。なかなか奥が深い機能なので、今回は基本的なところをとりあえげて、次回はちょっと応用的なことをしてみたいと思います。

——-

Photoshopをお仕事で使っている方は、みなさんそれぞれいろんな使い方をしていると思います。

写真のレタッチや加工、合成写真の作成、イラスト描画や着色などなど、他にもいろんな使い方があるでしょう。

私自身、これまでの仕事の中で研究職の方から、細胞の数を数えたり、細胞のサイズを測ったりする使い方をする、というのを聞いたこともあります(実際にそのためのツールもあるんですよ)

それらの仕事の中には1枚1枚の画像それぞれで手作業をしなければならないものもあれば、同じ作業をたくさんの画像に行なわなければならないルーチン作業もあると思います。

今回ご紹介するのは、その「ルーチン作業」をグッと楽にしてくれるPhotoshopの「自動処理」についてです。

Photoshopには「アクション」という私たちの処理を記録して、再生ができる機能がついています。

今回は、基本的な使い方を一通りご紹介していきます。

作業手順は非常に少なくて

  1. ファイルを開いて処理を記録する
  2. ファイルを開いて処理を再現させる

の2ステップです。

1.ファイルを開いて処理を記録する

それでは、早速やってみましょう。

今回はファイルに対して

  1. 解像度を350dpiにする
  2. カラーモードをCMYKにする
  3. ファイルをPSDファイルとして保存して閉じる

の操作を記録させたいと思います。

記録には「アクション」パネルを使います。デフォルトでは開いていないと思いますので、「ウインドウ」メニュー→「アクション」で開いておきましょう。

アクションパネル

パネル内にはあらかじめ「初期設定のアクション」としてPhotoshopが用意している自動処理が登録されていますが、今回はこれを使わず、自作の処理を登録します。

「アクション」パネル下部にある「新規セットを作成」をクリックします。

新規セットを作成

名前の入力を促されますので好きな名前をつけてください。ここでは「自作アクション」としました。

新規セットダイアログ

パネル内に「自作アクション」が作られました。

自作アクションセットが作られた

さぁ、ではいよいよ操作を記録していきます。

画像を1枚開いておきます。

パネル下部にある「新規アクションを作成」をクリックします。

新規アクションを作成

ダイアログで任意のアクション名をつけます。ここでは「解像度→カラー変更」としました。

新規アクションダイアログ

セットは先ほど作成したものを選択しておきます。

ダイアログでセットの選択

ファンクションキーを設定しておくとちょっといいことがあるので(後述します)、お使いのPCで特に役割が当たっていないファンクションキーを選択しておきましょう。ここではF2を指定してみました。

ファンクションキーを指定

ここまで指定ができたら「記録」ボタンをクリックします。これで記録が開始されました。

記録ボタン

ここから先の作業はすべてPhotoshopが記録していきますので、あまり無駄のない作業をしていきましょう。

 

各作業の工程の方法については自動処理とは直接関係ないため割愛します。
※ここでは、解像度を350dpi、カラーモードをCMYKに変更した後にファイルをPSDファイルで保存し、閉じています。

 

作業を進めるとアクションパネルが下図のようになっているはずです。

作業後のアクションパネルの状態

ここで記録を終了します。パネル下部にある「再生/記録を中止」ボタンをクリックします。

再生/記録を中止ボタン

これで作業が記録されました。

2.ファイルを開いて処理を再現させる

さぁ、それでは別のファイルに対して記録したアクションを実行してみます。

先ほどとは別の画像を開きましょう。

「アクション」パネル内から、先ほど記録したアクションをクリック選択しておきます。

実行するアクションを選択

パネル下部にある「選択項目を再生」をクリックします。

アクションを再生するボタン

画面内でパパパッと処理が行なわれ、画像が閉じるはずです。

無事にPSDファイルが保存されていることを確認してみてください。

再生はこれだけでOKですが、もうひとつ知っておくと便利なのがファンクションキー

操作を記録する際に「ファンクションキー」を設定しました。

ファンクションキーを指定

これは記録を再生するためのショートカットキーで、ファイルを開いて指定したファンクションキーを押すと、自動で再生が始まります。

アクションパネルが開いてなくても再生ができるので、頻繁に使う作業にはファンクションキーを割り当てておくといいでしょう。
※お使いのパソコンによってはファンクションキーに別の操作が割り当てられていることがありますので注意しましょう。

3.複数ファイルに一気にアクションを実行する

前述のファンクションキーを設定しておけば、ファイルを開く⇒ファンクションキーを押す、だけで処理が実行されていきますので非常に作業は楽になりますが、その作業が画像数十枚、あるいは数百枚に対して行いたいとなると、これでも大変な作業になります。

そこで作成したアクションを複数ファイルに一気に適用できる「バッチ」という機能がPhotoshopには搭載されています。

準備を行います。

まずは処理前の画像を1つのフォルダにまとめておきましょう。このフォルダを以後「Aフォルダ」と呼びます。

処理前の画像をまとめたAフォルダ

さらにもう1つ空のフォルダを作成して下さい。処理後のファイルを保存するのに使います。こちらは「Bフォルダ」と呼びます。

処理後のファイルを保存するBフォルダ

上記2つのフォルダが作成できたら、以下の作業を行います。

「ファイル」メニュー⇒「自動処理」⇒「バッチ」をクリックします。

ダイアログが開いたら「実行」欄にある「セット」と「アクション」で実行したいアクションを指定します。

実行したいセットとアクションを指定

続けて「ソース」欄にて、「フォルダー」を選択し、「選択」ボタンを押してAフォルダを指定します。

ソースの指定

「実行後」欄でも「フォルダー」を選択し、「選択」ボタンでBフォルダを指定します。

「”別名で保存”コマンドを省略」にチェックを入れます。このチェックを入れることにより指定したBフォルダにファイルが保存されます。

実行後の指定

「OK」ボタンをクリックすると処理が開始されます。1枚1枚ファイルが開き、処理が行なわれて保存→閉じる、が繰り返されます。

すべての画像への処理が完了するとバッチが終了します。

Bフォルダを開いて確認してみると、処理が行なわれたファイルが保存されているはずです。

無事にファイルが保存された

ちなみに上記の例では、18枚の画像に処理を行なっていますが、時間を計ってみたところ「OK」ボタンをクリックしてから18枚の処理が完了するまでにかかった時間はわずか7秒でした。

どうでしょう?

Photoshopでのルーチンワークを劇的に軽減してくれるアクションとバッチ処理。

これまでつかってなかった方は、ぜひこの機会から使い始めてみてください。

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パノラマ写真とコンテンツに応じた塗りつぶし

ここ数日そんなに寒くないなぁ…と、思ってたら雪!

春を飛び越えて夏が待ち遠しいスタッフ『の』です。

さて、今回は久しぶりにPhotoshopでいきます。

↑ 4点の写真を使用してパノラマ写真を作成してみます。

Photoshopの自動処理を使えば簡単に出来ます。

まずはファイルメニュー→自動処理→Photomergeでクリックします。

ダイアログが出ましたら、パノラマ写真を作成したい画像の入ってるフォルダーを選択。

もしくは、パノラマにしたい写真を開いておいて『開いてるファイルを追加』をクリックします。

後は、Photoshopが働いてくれるので暫く待ってると…

↑このようにくっつけてくれました。

あっちこっちに隙間が目立ちますので、以前はトリミングして完成としておりましたが、

CS5からの機能『塗りつぶし(コンテンツに応じる)』を使用して隙間までPhotoshopに埋めて頂きましょう。

でもその前にこの方法を使用する場合、選択範囲を写真に食込ませるように!ってadobeさんがセミナーで言ってました。

そこで、自動選択ツール等で透明部分の選択範囲を作成し、選択範囲メニューから選択範囲を拡張します。

その後、編集メニューから塗りつぶしをクリックし、使用欄を『コンテンツに応じる』にしてOKをクリックします。

はい、完成!

色々あやしい箇所も見られますが、その辺は加工しましょう。

さて、そもそもPhotoshopを基礎から習得されたい、とお考えの方『Photoshop講座』でお待ちしております。

以上、スタッフ『の』でした。


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